『公和物語』とは?
「なぜ起業プロコーチをしているのか」
「どういう経緯で起業プロコーチになったのか」
「起業する前はどんなことをしていたのか」
「そもそも、佐藤はどういう人間なのか」
といったことをお伝えすることで、前へ進むためのきっかけにしていただけるかもしれないと思い、これまでの私の経験を『公和物語』としてお伝えしています。
【公和物語 第三十一話(確信その3)】
前回、私が人生で大切なことは、現在と未来において応援でつながったとお伝えしてきました。では、過去(これまでしてきた仕事)についてはどうだったのでしょうか?
そこににも、“確信”を感じることができたのです。
その“確信”とは?
「これまでしてきた仕事を振り返ってみて、“応援”することを大切に仕事をしてきたんだな」と実感できたからです。私は、プロコーチの仕事をする前までは、購買という仕事をしていました。
購買という仕事は、
「良い品質のものを、より安く、安定的に購入する」という使命のもと、取引先の営業マンと主に価格や納期などについて、交渉や調整をする仕事をしていました。
並行して、社内の関係部署(生産部門や技術部門、業務部門、営業部門など)との調整も行います。
そこで仕事をして感じたのは、
「購買部門単独では、仕事は成り立たない」ということでした。
価格交渉や納期の調整を行うには社内の関係部署と相談しなければ、話をまとめることができず・・・
取引先の営業マンとの交渉も、ただ要求をゴリ押しするばかりでは、話し合いは平行線となり、こちらもまとめることはできず・・・
あるとき、双方納得して話をまとめるには、取引先の営業マンに対しても、社内の関係部署に対しても、購買担当者としての“あり方”が大切だと気づいたのです。
“あり方”とは、“応援する”気持ちです。
「自分のできることで、協力できることはなんだろうか?」
常にそんなことを考えながら仕事をしていくことで、次第に周りから信頼されるようになりました。
「佐藤が担当しているのだから大丈夫。」
仕事に関係する周りの人に信頼してもらい、安心して仕事を任せてもらえるようになったのも、“応援する”ということを大切にしてきたからこそ。
そんなふうに仕事をしてきたということを思い出しました。
そして、現在、未来、そして過去において、人生で大切にしたいこと、してきたことが“応援”でつながったのです。
現在 :「中日ドラゴンズを“応援する”こと」
未来 :「プロコーチとして夢や目標を“応援する”こと」
過去 :「仕事に関係する人を“応援”すること」
自分の中で“応援”という一本の軸が見えたことで、“確信”が高まりました。
これまでの自分の歩み。
そして、これから進もうとしている道。
そこに「自分のコアな中心部分」を感じることができたことで、
「ああ、これが私にとっての自分らしさだったのか」
と感じて、とてもうれしい気持ちになりました。
一方で、“応援”を大切にするという「自分らしさ」に気づくまでのプロセスにおいては、楽しく自分と向き合うためにある“環境づくり”にも気を配りました。
その“環境づくり”とは?
次回は、“環境づくり”についてお伝えしていきます。
『公和物語』バックナンバーはこちらからご覧になれます。↓
第一話(起業決意) http://ouenryoku.com/archives/200
第二話(事情) http://ouenryoku.com/archives/226
第三話(理由) http://ouenryoku.com/archives/237
第四話(出会い) http://ouenryoku.com/archives/256
第五話(変化) http://ouenryoku.com/archives/330
第六話(出来事) http://ouenryoku.com/archives/365
第七話(悩み) http://ouenryoku.com/archives/388
第八話(誕生) http://ouenryoku.com/archives/457
第九話(想い) http://ouenryoku.com/archives/494
第十話(障害) http://ouenryoku.com/archives/524
第十一話(驚き) http://ouenryoku.com/archives/540
第十二話(宿題) http://ouenryoku.com/archives/563
第十三話(感情) http://ouenryoku.com/archives/587
第十四話(コーチ) http://ouenryoku.com/archives/626
第十五話(家族との関係) http://ouenryoku.com/archives/640
第十六話(妻との対話) http://ouenryoku.com/archives/656
第十七話(体験セッション) http://ouenryoku.com/archives/692
第十八話(違和感) http://ouenryoku.com/archives/700
第十九話(衝突) http://ouenryoku.com/archives/708
第二十話(ご契約) http://ouenryoku.com/archives/792
第二十一話(異変) http://ouenryoku.com/archives/809
第二十二話(診断結果) http://ouenryoku.com/archives/827
第二十三話(工夫) http://ouenryoku.com/archives/933
第二十四話(高揚感) http://ouenryoku.com/archives/946
第二十五話(思考のクセ) http://ouenryoku.com/archives/974
第二十六話(ブレークスルー) http://ouenryoku.com/archives/1003
第二十七話(ブレークスルーその2) http://ouenryoku.com/archives/1043
第二十八話(効果) http://ouenryoku.com/archives/1071
第二十九話(確信) http://ouenryoku.com/archives/1097
第三十話(確信その2) http://ouenryoku.com/archives/1130
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