『公和物語』とは?
「なぜ起業プロコーチをしているのか」
「どういう経緯で起業プロコーチになったのか」
「起業する前はどんなことをしていたのか」
「そもそも、佐藤はどういう人間なのか」
といったことをお伝えすることで、前へ進むためのきっかけにしていただけるかもしれないと思い、これまでの私の経験を『公和物語』としてお伝えしています。
【公和物語 第六話(出来事)】
コーチングの体験セッションを終えて、コーチング・パートナーシップ契約をさせていただき、「よし、この調子でどんどん起業準備を進めていくぞ!」と思っていた矢先にあるショッキングな“出来事”が起こります。
その“出来事”とは?
私の父親が倒れ、意識不明となって緊急入院したのです。
もともと、2005年に母親が病気で他界したあと、精神的に不安定な状態になり、私と妻で父親のもとへ定期的に顔を出して、フォローしてきました。時間が経つにつれて、少しづつ元気になってきたのですが、私が起業準備を始めるようになってから、早く結果を出したいと焦る気持ちが大きくなって、だんだん父親と会うことが億劫になってきていました。
そして、父親が倒れる前の最後の食事中に、起業準備が進まないことへのイライラを父親にぶつけ、父親に対してもあれこれ文句を言っていました。文句を言うことで、ストレス発散していたのです。そのとき、父親は私から文句を言われたことでショックを受けて寝込んでしまったのだと思います。
次に会う約束をしていた2日前にメールで用事があるから会えないという連絡がありました。そのメールの文章がおかしいなと思い、父親の自宅に向かいました。そのときは意識があったのですが、かなり衰弱していました。その日は、食事の用意だけして帰りましたが、翌日、また次の日と日を追うごとに衰弱し、ついには、話かけても反応がありませんでした。
「これはまずい」と思い、すぐに親戚や家族に連絡を取って、救急車を呼ぶことにしました。
病院でまず言われたのが、「何でこんな状態になるまで放っておいたんですか!」
私は、言葉が出ませんでした。
「私のせいで、あやうく父親が亡くなるところだった・・・」
罪悪感でいっぱいになりました。
幸い治療を受け回復し、医師のススメで、精神的な部分についても専門病院へ転院して、しっかり治療を受けることにしました。
その間、私は、仕事が終わってからほぼ毎日病院に通い、見守ってきました。治療も順調に進み、緊急入院からわずか2ヶ月間で退院して元気になりました。今も大好きなバイクに乗って北海道を旅行したり、元気に過ごしています。
父親に付き添っている間は、起業準備をほぼストップさせましたが、一段落してから、起業準備を再開することにしました。
ちょうどそのタイミングで、コーチングを受けることになります。
しかし、新たな“悩み”が頭の中を埋め尽くしていました。
その“悩み”とは?
次回は、その“悩み”についてお伝えしていきます。
『公和物語』バックナンバーはこちらからご覧になれます。↓
第一話(起業決意)
http://ouenryoku.com/archives/200
第二話(事情)
http://ouenryoku.com/archives/226
第三話(理由)
http://ouenryoku.com/archives/237
第四話(出会い)
http://ouenryoku.com/archives/256
第五話(変化)
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