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状況の変化に素早く対応するには?

2012年06月19日 · コメント(0) · 心のケア

“応援のチカラ”の佐藤です。

状況の変化に素早く柔軟に対応したいけど、なかなかできないなとお悩みの方、いらっしゃいませんか?最近、『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー・ジョンソン著書)という本を読み、気づきがあったのでシェアしますね。

本の内容としては、2匹のねずみと2人との小人が「迷路」の中に住み、「チーズ」を探すという話です。これを私たちの人生に置き換えると、「チーズ」は、私たちが求めるもの(仕事、家族、財産、健康、精神的な安定・・・)などの象徴。「迷路」とは、チーズを追い求める場所、つまり会社、地域社会、家庭などの象徴になります。物語の中で、2匹のねずみと2人の小人がチーズを見つけるのですが、見つけたチーズを食べ続けることでどんどん少なくなっているのに、2人の小人はその変化に気づかず、すべてなくなってから大騒ぎします。2匹のねずみは、なくなる前に別のチーズを探す決断をして、見事チーズを探し当てます。小人の1人は、このままではまずいとチーズを探しに行きますが、もう1人の小人はその場所で立ち尽くしてしまいます。

この本を読んで、状況の変化に気づき、どう対応していくのか、そのことの大切さを痛感しました。私たちは、意識していないと「現状維持」に安住してしまい、「変化」することに抵抗感を感じることがあります。「問題がなければ、このままでいいじゃん」という気持ちです。しかし、「現状維持」の裏には、「現状を維持できないリスク」が隠れていたりするものです。では、どうすればその状況の変化に気づいて、素早く対応することができるのでしょうか?

 

ポイントは3つです。

①世の中には「現状維持」はない、変化は起きるものと意識する

もともと「変わらないものはない、変化は起きるもの」と意識することが大切です。そうでないと、影に隠れているリスクに気づくことができなくなります。そして、抱えているものを大事にしたいと思えば思うほど、それにしがみつきたくなるものです。自分が執着しているものには、どんなものがありますか?それを手放すことによって変化に気づきやすくなります。

②「変化=状況が悪くなる」ではないと知る

変化に対応しようとしたときに、まず「今よりも悪くなったどうしよう」という不安が頭に浮かんだりします。そして「今よりも悪くなるのは嫌だからこのままでいいや」という気持ちになり、お尻に火がついてから慌てて対処する。そんな経験をしたことはありませんか?前に進むことに対して、自分で自分にブレーキをかけている状態です。不安で前へ進めないと感じたら、「前へ進むことへのリスク」と「現状維持でいることのリスク」のどちらが大きなリスクなのか考えてみましょう。それには、今自分が抱えているもの(仕事、家族、財産、健康、精神的な安定・・・)と向き合ってみることです。向き合っているうちに対応すべきことが見えてきます。

③変化を楽しむ

自分の人生、将来について悲観することを止めましょう。もちろん、なにも考えず楽観的になるのはまずいですが、変化の先には楽しい未来が待っていると思えたら・・・何でもできそうな気がしてきませんか?それには、従来どおりの考え方をしていては変わりませんし、変化に対応できません。自分で自分にブレーキをかけている考え方には、どんなものがあるでしょうか?そのブレーキを外すことで、変化を楽しむことができるようになります。

 

いかがでしたでしょうか?

自分に関わるあらゆる出来事には意味があります。その出来事からどんなメッセージを受けとることができますか?その出来事は、そのときの自分にとっては、プラスとは思えない出来事だったとしても必ず意味があります。その意味の中には、「現状維持に執着せず、変化に対応しなさい」というメッセージが込められているのです。

 

今日も素敵な一日をお過ごしくださいね!

 

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