『公和物語』とは?
「なぜ起業プロコーチをしているのか」
「どういう経緯で起業プロコーチになったのか」
「起業する前はどんなことをしていたのか」
「そもそも、佐藤はどういう人間なのか」
といったことをお伝えすることで、前へ進むためのきっかけにしていただけるかもしれないと思い、これまでの私の経験を『公和物語』としてお伝えしています。
【公和物語 第十五話(家族との関係)】
2010年7月。
マイケル・ボルダックのコーチ認定プログラムで、受講者をサポートされていた先輩コーチの方とコーチング・パートナーシップ契約をさせていただき、初回のコーチングセッションが始まりました。
最初のセッションでは、目標設定からスタートしました。
そのとき設定した目標は、
『2010年12月末までに、勤めていた会社を退職してプロコーチとして起業する、そのためにクライアントの方と契約して、副業で月収30万円を稼ぐ』
というものでした。
目標を設定し、それを実現するために必要な計画の立て方について、一通りアドバイスいただいた後、なにかの話の流れで、家族のことが話題になりました。
(コーチ)
「佐藤さんは、奥さんに会社を退職して起業するということを話していないんですか?」
(私)
「・・・。実は妻には内緒で起業準備をしていました。」
(コーチ)
「なぜ、話ができないんですか?」
(私)
「妻に心配をかけたくないので、ある程度起業準備のめどが立ってから話をしようと思っていました。」
(コーチ)
「奥さんの立場になって考えてみてください。いきなり退職前に言われるよりも、前もって話を聞いていた方が、心の準備も出来るじゃないですか。」
(私)
「そうなんですけど、起業決意する前に、転職を考えていた時期があって、そのときに妻に反対されたことが気になっていて、話をするのを躊躇して、ズルズル来てしまいました。」
(コーチ)
「わかりました。それならまず、奥さんに副業を始めるという話をしてみませんか?そして、軌道に乗ったら、ゆくゆくは起業したいという話であれば、言えそうな気がしませんか?」
(私)
「・・・。そうですね。そういう話の切り出し方ならできそうな気がします。」
(コーチ)
「佐藤さん、家族に応援されなければ、周りの人から応援されることはありませんよ。奥さんに話をしていないことが気になっていたら、起業準備にも集中できないじゃないですか。今の佐藤さんは、エネルギー漏れを起こしているんです。佐藤さんがまずすべきことは、起業準備よりもそのエネルギー漏れの原因となるものを解消することだと思います。」
(私)
「そうですね、おっしゃるとおるです。わかりました。やってみます。」
コーチとそんな話をしました。
セッションを終えて、妻にそのことを話をしようと思い、ある日の夜、妻にその話を切り出しました。
その“妻のとの対話”とは?
次回は、その“妻との対話”についてお伝えしていきます。
『公和物語』バックナンバーはこちらからご覧になれます。↓
第一話(起業決意) http://ouenryoku.com/archives/200
第二話(事情) http://ouenryoku.com/archives/226
第三話(理由) http://ouenryoku.com/archives/237
第四話(出会い) http://ouenryoku.com/archives/256
第五話(変化) http://ouenryoku.com/archives/330
第六話(出来事) http://ouenryoku.com/archives/365
第七話(悩み) http://ouenryoku.com/archives/388
第八話(誕生) http://ouenryoku.com/archives/457
第九話(想い) http://ouenryoku.com/archives/494
第十話(障害) http://ouenryoku.com/archives/524
第十一話(驚き) http://ouenryoku.com/archives/540
第十二話(宿題) http://ouenryoku.com/archives/563
第十三話(感情) http://ouenryoku.com/archives/587
第十四話(コーチ) http://ouenryoku.com/archives/626
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