『公和物語』とは?
「なぜ起業プロコーチをしているのか」
「どういう経緯で起業プロコーチになったのか」
「起業する前はどんなことをしていたのか」
「そもそも、佐藤はどういう人間なのか」
といったことを、起業準備中の方や起業したい方が、前へ進むためのきっかけにしていただけるかもしれないと思い、これまでの私の経験を『公和物語』としてお伝えしています。
【公和物語 第二話(事情)】
2009年6月。購買コンサルタントとして起業しようと決意し、一歩を踏み出しました。起業したいとなれば、起業するために必要な情報を集め、計画を立てて準備を進めるというのが、一般的なステップだと思います。ですが「とにかく、一刻も早く起業したい!」と気持ちばかり焦っていました。
なぜか。それには、当時の私の中での「事情」があったからです。
その「事情」とは?
妻が第一子を妊娠していて、2009年12月が出産予定日だったのです。
「子供が生まれたら、まとまった時間が取れなくなるかも・・・」
「子供の養育費もかかるし・・・」
「だから、なんとか年内に目処を立てて起業したい。」
そう思っていたのです。
しかし、気ばかり焦っていても、「必要な情報をどうやって集めたらいいかわからない」、「誰に相談していいかもわからない」と八方塞がりの気持ちになって落ちこんでいました。2009年8月頃に参加した交流会で名刺交換した方からは、そんな私の中途半端な気持ちを察したのか、「本当に起業する気あるの?」という蔑まされた目で見られた出来事があり、ひどく落ち込んでしまいました。
「自分には起業は無理かも・・・」
「でも、年内にはなんとかしたい・・・」
「でも、なにをどうやって進めたらいいかわからない・・・」
「誰に相談したらいいかもわからない・・・」
堂々巡りのようにネガティブなことを考えていました。
そして、特に私に重くのしかかっていたことがあります。
それは?
「妻に起業したいということを打ち明けていなかった」のです。
なぜ、そんな大切なことを妻に打ち明けることができなかったのでしょうか?
その“理由”とは?
次回は、その“理由”についてお伝えしていきます。
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