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『公和物語』 第二十一話(異変)

2012年12月18日 · コメント(0) · 公和物語

『公和物語』とは?

「なぜ起業プロコーチをしているのか」

「どういう経緯で起業プロコーチになったのか」

「起業する前はどんなことをしていたのか」

「そもそも、佐藤はどういう人間なのか」

といったことをお伝えすることで、前へ進むためのきっかけにしていただけるかもしれないと思い、これまでの私の経験を『公和物語』としてお伝えしています。

 

【公和物語 第二十一話(異変)】

 

 

クライアントの方とご契約させていただきながら、プロコーチとして起業するために準備を進めてきましたが、自分の中にある“異変”を感じるようになりました。

 

その“異変”とは?

 

「会社での人間関係のギクシャクがピークに達し、精神的に参ってしまった」
ことです。

 

『公和物語』第十話(障害)でも触れましたが、起業準備を優先するため、会社には、「子供が小さいから」「父親が病気なので」という理由をつけて、残業や休日出勤をせず定時で退社していました。

 

しかし、周りの同僚が残業をしている中、毎日定時退社をすることで、次第に風当たりが強くなっていきました。

 

そのうち、上司や同僚のメンバーと些細なことで衝突を繰り返し・・・

 

次第にまともコミュニケーションを取ることもままならなくなり、孤立感を深めていきました。

 

そのときの自分は、

 

「これもプロコーチとして起業するまでの辛抱だ」

 

「そのためには早く起業準備を進めなければ」

 

と、どんどん自分自身にプレッシャーをかけてしまい・・・

 

会社での孤立感や自分自分にかけたプレッシャーで精神的に追い詰められてしまいました。

 

そして、会社では、

 

「まともに挨拶ができない」

 

「直接話をする機会を減らしたいという思いから、仕事の連絡は
極力メールで行う」

 

「定時時間で仕事を終えられるよう、最低限の仕事しかしない」

 

「社内ミーティングでは、下を向いて黙ってメモを取るだけ」

 

「どうしても話をしなければならないときは、目を合わせず下を向いて
資料を見ながら話をする」

 

という状況でした。

 

今から思えばもう少しやりようがあったのではと思いますが、このころの私はそれくらい精神的に追い詰められていました。

 

それでも、

 

「生まれた息子のため、当面の生活ため、ここで辞めるわけにいかない」

 

その一心で歯をくいしばって、会社に行って仕事をしていました。

 

しかし、自分の心の声を無視してがんばっていても続かないものです。

 

ある日の朝。

 

上司から「おはよう」と声をかけられましたが言葉が出ませんでした。

 

すでに挨拶もできなくなっていて、以前から「挨拶をしろ」と注意されていました。

 

その日は、上司も私になんとか挨拶をさせようと、何度も繰り返し「おはよう」と声をかけてきました。

 

2回目、3回目・・・

 

4回目くらいだったと思います。

 

 

急に寒気がしてきて、震えが止まらなくなりました。

 

 

これは、まずいと思い、私の最寄り駅の病院を探して予約をしました。その後、病院で診断を受け、先生から“診断結果”を告げられました。

 

 

その“診断結果”とは?

 

 

次回は、その“診断結果”についてお伝えしていきます。

 

 

『公和物語』バックナンバーはこちらからご覧になれます。↓

第一話(起業決意) http://ouenryoku.com/archives/200

第二話(事情) http://ouenryoku.com/archives/226

第三話(理由) http://ouenryoku.com/archives/237

第四話(出会い) http://ouenryoku.com/archives/256

第五話(変化) http://ouenryoku.com/archives/330

第六話(出来事) http://ouenryoku.com/archives/365

第七話(悩み) http://ouenryoku.com/archives/388

第八話(誕生) http://ouenryoku.com/archives/457

第九話(想い) http://ouenryoku.com/archives/494

第十話(障害) http://ouenryoku.com/archives/524

第十一話(驚き) http://ouenryoku.com/archives/540

第十二話(宿題) http://ouenryoku.com/archives/563

第十三話(感情) http://ouenryoku.com/archives/587

第十四話(コーチ) http://ouenryoku.com/archives/626

第十五話(家族との関係) http://ouenryoku.com/archives/640

第十六話(妻との対話) http://ouenryoku.com/archives/656

第十七話(体験セッション) http://ouenryoku.com/archives/692

第十八話(違和感) http://ouenryoku.com/archives/700

第十九話(衝突) http://ouenryoku.com/archives/708

第二十話(ご契約) http://ouenryoku.com/archives/792

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