『公和物語』とは?
「なぜ起業プロコーチをしているのか」
「どういう経緯で起業プロコーチになったのか」
「起業する前はどんなことをしていたのか」
「そもそも、佐藤はどういう人間なのか」
といったことをお伝えすることで、前へ進むためのきっかけにしていただけるかもしれないと思い、これまでの私の経験を『公和物語』としてお伝えしています。
【公和物語 第二十一話(異変)】
クライアントの方とご契約させていただきながら、プロコーチとして起業するために準備を進めてきましたが、自分の中にある“異変”を感じるようになりました。
その“異変”とは?
「会社での人間関係のギクシャクがピークに達し、精神的に参ってしまった」
ことです。
『公和物語』第十話(障害)でも触れましたが、起業準備を優先するため、会社には、「子供が小さいから」「父親が病気なので」という理由をつけて、残業や休日出勤をせず定時で退社していました。
しかし、周りの同僚が残業をしている中、毎日定時退社をすることで、次第に風当たりが強くなっていきました。
そのうち、上司や同僚のメンバーと些細なことで衝突を繰り返し・・・
次第にまともコミュニケーションを取ることもままならなくなり、孤立感を深めていきました。
そのときの自分は、
「これもプロコーチとして起業するまでの辛抱だ」
「そのためには早く起業準備を進めなければ」
と、どんどん自分自身にプレッシャーをかけてしまい・・・
会社での孤立感や自分自分にかけたプレッシャーで精神的に追い詰められてしまいました。
そして、会社では、
「まともに挨拶ができない」
「直接話をする機会を減らしたいという思いから、仕事の連絡は
極力メールで行う」
「定時時間で仕事を終えられるよう、最低限の仕事しかしない」
「社内ミーティングでは、下を向いて黙ってメモを取るだけ」
「どうしても話をしなければならないときは、目を合わせず下を向いて
資料を見ながら話をする」
という状況でした。
今から思えばもう少しやりようがあったのではと思いますが、このころの私はそれくらい精神的に追い詰められていました。
それでも、
「生まれた息子のため、当面の生活ため、ここで辞めるわけにいかない」
その一心で歯をくいしばって、会社に行って仕事をしていました。
しかし、自分の心の声を無視してがんばっていても続かないものです。
ある日の朝。
上司から「おはよう」と声をかけられましたが言葉が出ませんでした。
すでに挨拶もできなくなっていて、以前から「挨拶をしろ」と注意されていました。
その日は、上司も私になんとか挨拶をさせようと、何度も繰り返し「おはよう」と声をかけてきました。
2回目、3回目・・・
4回目くらいだったと思います。
急に寒気がしてきて、震えが止まらなくなりました。
これは、まずいと思い、私の最寄り駅の病院を探して予約をしました。その後、病院で診断を受け、先生から“診断結果”を告げられました。
その“診断結果”とは?
次回は、その“診断結果”についてお伝えしていきます。
『公和物語』バックナンバーはこちらからご覧になれます。↓
第一話(起業決意) http://ouenryoku.com/archives/200
第二話(事情) http://ouenryoku.com/archives/226
第三話(理由) http://ouenryoku.com/archives/237
第四話(出会い) http://ouenryoku.com/archives/256
第五話(変化) http://ouenryoku.com/archives/330
第六話(出来事) http://ouenryoku.com/archives/365
第七話(悩み) http://ouenryoku.com/archives/388
第八話(誕生) http://ouenryoku.com/archives/457
第九話(想い) http://ouenryoku.com/archives/494
第十話(障害) http://ouenryoku.com/archives/524
第十一話(驚き) http://ouenryoku.com/archives/540
第十二話(宿題) http://ouenryoku.com/archives/563
第十三話(感情) http://ouenryoku.com/archives/587
第十四話(コーチ) http://ouenryoku.com/archives/626
第十五話(家族との関係) http://ouenryoku.com/archives/640
第十六話(妻との対話) http://ouenryoku.com/archives/656
第十七話(体験セッション) http://ouenryoku.com/archives/692
第十八話(違和感) http://ouenryoku.com/archives/700
第十九話(衝突) http://ouenryoku.com/archives/708
第二十話(ご契約) http://ouenryoku.com/archives/792
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