『公和物語』とは?
「なぜ起業プロコーチをしているのか」
「どういう経緯で起業プロコーチになったのか」
「起業する前はどんなことをしていたのか」
「そもそも、佐藤はどういう人間なのか」
といったことを、起業準備中の方や起業したい方が、前へ進むためのきっかけにしていただけるかもしれないと思い、これまでの私の経験を『公和物語』としてお伝えしています。
【公和物語 第三話(理由)】
2009年12月に出産を控えた妻に、会社を退職して起業したいということを伝えられず、内緒で起業準備を進めていました。なぜ、妻に伝えられなかったのか?
その理由は、「以前、2回目の転職をしたいと相談したら、反対されたから」です。
実は、購買コンサルタントとして起業したいと思っていましたが、それ以前には、いきなり起業するのは難しいから、いったんコンサルタント会社に転職して、そこで経験を積んでから起業しようと計画を立てていたことがあるのです。私は、30歳のときに1回目の転職しています。職種は同じ購買という仕事ではありましたが、食品業界から電子機器業界というまったく畑違いの業界への転職でした。
理由は、大卒後に勤めてきた会社で、給料を十分にいただけていなかったということもあり、妻と結婚したばかりで、このままこの会社で勤めていても生活していくのは難しいと考え、転職を決意しました。
そのとき、妻には・・・
「転職する。でも転職した会社でずっと仕事をしていくから。」という話をしていたのです。そのときの話を妻は覚えていて、私が「コンサルタント会社に転職しようと思っているんだけど」と相談したところ、「今の会社でずっと仕事をしていくって言ってじゃない」と反対されてしまったのです。
今、振り返ると「単に今の会社が嫌だから辞めたい」といったニュアンスも含めて話をしていたので、妻は反対したのだと思います。
当時の私は反対されたことにショックを受けてしまいました。
その後、コンサルタント会社への転職から、会社を退職して起業するという方向へ方針を転換したときも妻には、「転職で反対されたのだから、起業なんてとんでもない。絶対反対されるに決まっている。だから、しっかり準備してこれから大丈夫というレベルまで持っていった上で、話をしよう。」そう思い込んでしまい、“内緒”で起業準備をしていたのです。
しかし、
「“内緒”で起業準備をしているということへの妻への罪悪感」
「早く準備を進めたいという焦り」
「でも、どうやったら準備できるのかわからないという不安」
こんなネガティブな感情がどんどん大きくなっていき、誰にも相談できず、自分で自分にプレッシャーをかけてしまっていたのです。
そんな八方塞りの状況の中で、大きな転機になる“出会い”がありました。
その“出会い”とは?
次回は、その“出会い”についてお伝えしていきます。
『公和物語』バックナンバーはこちらからご覧になれます。↓
『公和物語』 第一話(起業決意)
http://ouenryoku.com/archives/200
『公和物語』 第二話(事情)
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